ムートンのお手入れ方法
ムートンを上手にお使いいただくために
ムートンは、合繊のカーペットに比べてとても手入れがしやすく、また汚れにくいという特性があります。いつまでも美しく、素晴らしい機能と風合いを保っていただくための大切なポイントをご紹介します。
ふだんのお手入れ
1毛皮をぬるま湯で湿らせます
湿らせたタオルで毛並みが寝てしまっている箇所を重点的に水分をムラなく与えます。湿ったタオルでこすると、毛が立ってきます。毛が一本一本ほぐれるまで同一方向にこすります。この時、力をいれてもんだりすると毛が絡んでしまいますのでご注意ください。
2ドライヤーで乾かしながらブラッシングをします
温風をあてながら毛切れをおこさないように、やさしく専用ブラシでブラッシングしてください。力を入れてブラッシングをすると毛皮を傷めてしまうのでご注意ください。毛皮のくし通りがよくなったら徐々にブラッシングする部分を深くしていきます。仕上げは根元から毛先へと逆なでするように行うとふんわりとした風合いがよみがえります。
3掃除機でゴミを吸い取り日陰干しをします
表面に浮いたゴミや毛切れした毛を掃除機で取り除いてください。毛皮が十分に乾くまで風通しのよい日陰で自然に乾燥させてください。
直射日光にあてる場合は色あせや変色を防ぐため裏返して短時間で干すようにしてください。
月に1~2度陰干しをし、お手入れしていただくと美しい光沢が失われず、肌ざわりも壮快です。
ひどい汚れや臭いが気になる場合
コーヒー、ジュースなどをこぼした時はすぐにティッシュペーパーか乾いたタオルで水分をふき取り、中性洗剤を溶かした水かぬるま湯で汚れをふき取り、あとは日陰干ししてください。
湿気を含むと天然素材特有の匂いがするときがあります。このような時は風通しのよい所で日陰干しをしてください。
長期保存される場合
長期間の保存をされる際には、風通しのよい所でしっかり日陰干しをして、湿気を取り除いてください。保管は通気性がよく湿気の少ない所にしまってください。毛を傷ませないように上に重い物をのせないでください。
クリーニングをされる場合
毛皮のクリーニングはその品物によって処理が異なります。そのため毛皮の知識を持ったメーカーでのクリーニングが必要です。当店にご相談ください。
ご注意
- ムートンは、お部屋のホコリなどハウスダウストを多く吸い込みます。長年ご使用いただきますとそのホコリ等が蓄積され粉状になり出てくることがあります。きれいに除去するにはクリーニングが必要です。
- 日光や蛍光灯の光に長時間あたりますと色あせや変色することがあります。
- 汗や雨などで湿った衣類を着用したままご使用されますと衣類に色が移ることがあります。
- 除湿剤等に使用されている塩化カルシウムが溶け液状になったものが商品に付着しますと、皮革部分が収縮・硬化し修理不能になりますので、保管中のお取り扱いには十分ご注意ください。